神威岬女人禁制の門にて(透明水彩F4号)

 ただ漫然と道なりに走っていて、カムイの看板に釣られ、何も知らないままにハンドルを切りました。
 よくぞ曲がったというか、来てみると驚くほどダイナミックな意匠の岬で、独特のロケーションを堪能。
 僕の場合、ここまで登ったところで長旅の疲れを感じ、無理をして心臓が悲鳴をあげても困るから、神威岩の見える先端までゆくのは、残念無念、自粛。
 ここはちょうど峠のような位置で、女の子は、ためらうこともなく元気に走り下って角を曲がり、たちまち姿が見えなくなってしまいました。
 次にまた訪れることがあれば、前後の日程を調整し体調をここに合わせて、遥かな岬の先まで歩きたいと思っています。
 女人禁制というのは宗教的な理由ではなく、風が強いため。
 現在はもちろん女性でも先に進めますが、強風の日はこの門が閉まり、通行禁止になるとか。
 

 
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